源実朝の歌碑
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鎌倉幕府3代将軍、源実朝の菩提を弔うために建てられた興国寺。境内にある石碑には、実朝が由良のことを詠んだ和歌が刻まれています。
彼は武士でありながら朝廷の文化を積極的に取り入れており、特に和歌に優れた人物だったようです。
京都から「万葉集」を取り寄せて研究したり、当時の和歌の第一人者・藤原定家に学んだりと、相当な腕前だったと言われています。
小倉百人一首にも武士で唯一、実朝の和歌がおさめられています。
有名な歌人・正岡子規も実朝が若くして亡くなったことを非常に残念がり、「あと10年も生きていたらどれだけの名歌を残したか分からない。とにかく第一流の歌人だ」と大絶賛。
実朝は由良に来ることは生涯ありませんでしたが、彼の和歌は興国寺の歌碑とともに語り継がれ、由良の人々を魅了し続けています。
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「打ちはへて秋は来にけり紀の国や 由良の岬のあまのうけ縄」源実朝
(訳:由良の穏やかな海に、漁師が張った網が遠く伸びているのを見ると、秋が来たと感じるなあ)
穴場情報
穴場名 | 源実朝歌碑 |
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住所 | 興国寺 |